市有地から「のぼり」一掃 反対派、横断幕撤去せず 陸自配備予定地

旧ゴルフ場入口の市有地に掲示された反対派の横断幕。撤去を求める市の通知書が右端に結び付けられている=8日午後

 石垣島への陸上自衛隊配備に向け、駐屯地建設工事が進む平得大俣地区の旧ゴルフ場前で、石垣市が市有地にある推進、反対両派ののぼり、横断幕、工作物の一掃に乗り出している。8日までに市有地にあったのぼりはすべて撤去されたが、反対派は横断幕の撤去に応じていない。市は「推進派、反対派を問わず、市有地に置かれたものは撤去を求める」(農政経済課)と強調している。

 旧ゴルフ場前では一時、推進、反対両派ののぼりや横断幕が乱立した状態で、景観を損ねていた。市は、このうち市有地に設置されたものを道路法や森林法に違反する可能性があるとして撤去させる方針を固めた。
 推進派は市の要請に応じ、市有地ののぼりをすべて撤去した。反対派は旧ゴルフ場入口の市有地からのぼりを撤去したが、横断幕2枚は8日現在も2枚が掲示されている。
 この場所は森林区域に該当しており、市農政経済課は5日、「行政財産の目的外使用にあたり、許可できない」として、12日までの撤去を求める通知書を横断幕に結びつけた。
 しかし8日、記者が現地を確認したところ、通知書のうち1枚は取り外され、木の枝に結び直されていた。反対派は旧ゴルフ場を「違法開発」と批判しており、関係者は「先に旧ゴルフ場を撤去しろというメッセージのつもりでは」と話した。
 反対派が設置した工事監視用と見られるテントのような工作物は、当初設置されていた市有地から、隣接する県有地に移された。県は撤去を求めているが、反対派は応じておらず、8日現在、県有地に設置されたままとなっている。一方、推進派ののぼりは市有地からは撤去されたが、個人有地には残されたままとなっている。

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