この国が本当に生まれ変われる、そのきっかけを作ったのが拉致被害者ということであれば、彼らの苦労も報われると思っている。だから姉の最期の瞬間には「姉ちゃん、ありがとう」と言いたい。
〈拉致被害者も「平和」の中に入れないといけない〉
日本はこのままではずっとなめられる。今の憲法では何も守れない。日本に対していろいろとやってくる奇妙な国がすぐ隣にある。北朝鮮、中国。韓国もそうなりつつある。それを踏まえ、今こそ、私たちの国を守るシステムをしっかりつくっていく必要がある。
「平和、平和」と言っているこの国だが、本当に平和なのか。北朝鮮で生死をかけて戦っている被害者は日本人ではないのか。彼らも平和のなかに入れないといけない。私は「姉たちは『平和』なのか、日本人ですよね」と言い続けている。
拉致を通して国のあり方を考え、強い国にしていただきたい。国会議員も国民の皆さんも、そのための覚悟が必要だ。