浦添市の浦西中学校に米海兵隊の大型ヘリからゴム製のテープが落下した事故について、県議会の米軍基地関係特別委員会(仲宗根悟委員長)は10日、抗議決議と意見書を全会一致で可決した。18日に予定される本会議でも可決される見通し。
抗議決議と意見書では、事故の原因と経過を検証し、再発防止策を講じること、民間地上空での米軍機の飛行・訓練の中止、普天間飛行場の運用停止と閉鎖・撤去、日米地位協定の改定の合計4事項を要請した。人的被害が出なかったのは偶然で、航空機からの落下物は一歩間違えれば人命に関わる重大事故につながると懸念した。
宛て先は意見書が首相、外相、防衛相など、抗議決議が駐日米国大使、在日米軍司令官など。