【国境を撮る⑧】したたかロシアに対応苦慮 中韓も領土交渉注視

 ただ、安倍首相はドイツのメルケル首相に次いで国際舞台での古株。今、新しい首相に代わっても、他国がまともに取り合ってくれるか分からない。ところが野党は「モリ」だの「カケ」だのと騒いでいる。これが日本の現状だ。
 プーチンからほかの大統領に変わっても、またチャンスは遠のくだろう。振り出しに戻る可能性も高い。
(聞き手・里永雄一朗)

[プロフィール]
 山本皓一(やまもと・こういち) 1943年、香川県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。雑誌の写真記者を経て、フリーランスのフォト・ジャーナリストに転身。独裁国家の北朝鮮、崩壊直前のソ連、日本の国境の島々を踏破するなど、世界各国をルポルタージュしてきた。日本写真家協会とペンクラブの会員。

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