参院選、前哨戦が活発化

㊨浦添市のてだこホールで支持者を前にガンバローを三唱する高良氏(中央)ら、㊧石垣市での事務所開きでガンバロー三唱する安里氏(中央)と支持者=15日

 7月に投開票される参院選沖縄選挙区に向け、琉大法科大学院の高良鉄美名誉教授(65)=無所属=と自民党公認の新人で元日本青年会議所会頭の安里繁信氏(49)=公明推薦=による前哨戦がはじまっている。15日には、浦添市で高良陣営の総決起大会、石垣市で安里陣営の事務所開きがそれぞれ開かれ、気勢を上げた。

改憲阻止で「沖縄の心伝える」 高良陣営が総決起大会 浦添

 琉大法科大学院の高良鉄美名誉教授(65)=無所属=は15日、浦添市のてだこホールで総決起大会を行った。安倍政権が進める憲法改正に反対する考えを示し「憲法には沖縄戦の経験が入っている。沖縄の心を伝える」と支持を訴えた。
 高良氏は、オスプレイの配備撤回、普天間飛行場の閉鎖、県内移設断念を求めた建白書の実現も掲げた。
 消費増税や、老後に2000万円の貯金が必要とされた年金問題などを挙げ「政府の存在意義は社会保障をやることだが、できていない。私がチェックする」と語気を強めた。
 糸数慶子参院議員は「安倍政権は国民にとって最悪だ。辺野古に基地を造らせないという県民の思いを高良さんに託して勝利しよう」と呼び掛けた。
 立憲民主党県連の有田芳生代表は、辺野古移設工事に15年から20年かかるとした有識者の試算を紹介し「新基地を造らせないために、私たちの政府を作ろう」と求めた。
 最後は全員でガンバロー三唱し、気勢を上げた。

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