県内の高校生らが大麻所持の疑いで相次いで逮捕されたことを受け、県社会教育関係団体等連絡会は14日、県庁で記者会見し「薬物乱用は許さない」などとする緊急アピールを発表した。
この中では「健全な地域社会を作る」「地域の子は地域で守り育てる」「家族の絆を大切にする」「子どもに社会の規範意識を育む」「子どもの悩みに向き合う」「自己や他者の命を大切にする」―などの項目を掲げた。
県高等学校PTA連合会の宮城光秀会長は「薬物乱用は子どもの成長を阻み、安全安心な地域社会を脅かす」と述べた。
逮捕された少年らは、SNSで薬物の誤った情報を得た可能性が高いとされる。宮城会長は「スマホのルール作りのワークショップを開催したい。ネットが薬物乱用の入り口になる可能性を意識して対策に取り組みたい」と強調した。
PTAの研究大会では、薬物乱用防止の研修を行う。