【国境を撮る⑨】歴史の捏造も辞さぬ隣国 沖縄 地理的に重要な場所

 中国の習近平国家主席は19年1月2日の演説で、台湾への武力行使を放棄しない考えを示しつつ「一国二制度」の受け入れを迫った。中国の「台湾統一政策」に対して、台湾の蔡英文総統は強く反発し、中国そして世界に対して明確に拒否する姿勢を示した。
 沖縄は、中・露・米・日の地理的条件において非常に重要な場所だ。そのことを頭に入れてベスト、またはよりベターな方法は何かと考えるほかない。
 基地がない方がいいというのは、当たり前のこと。〝基地をなくす″と言っているだけで世界が丸く治まるなら、とっくの昔にそうなっている。世界140カ国以上の現場を見てきて感じるのは、そんな生やさしいところは一つも存在しないということ。戦後、戦争がなかったのは日本人の良心がそうさせたからだ。〝憲法9条があったお蔭〝なんて、とんでもない。
(聞き手・里永雄一朗)

[プロフィール]
 山本皓一(やまもと・こういち) 1943年、香川県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。雑誌の写真記者を経て、フリーランスのフォト・ジャーナリストに転身。独裁国家の北朝鮮、崩壊直前のソ連、日本の国境の島々を踏破するなど、世界各国をルポルタージュしてきた。日本写真家協会とペンクラブの会員。

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