薬物乱用防止を呼び掛け、国連支援募金運動を行う「沖縄県『ダメ。ゼッタイ。』普及運動6・26ヤング街頭キャンペーン」が22日午後、石垣市内の大型店前で行われた。ボーイスカウト、ガールスカウト、伊原間中学校、八重山高校の児童・生徒ら17人と八重山保健所職員などが「ダメ。ゼッタイ。」を合い言葉にリーフレット配布などを通じて、薬物乱用の恐ろしさを周知した。
キャンペーンに先立ち、八重山保健所前で出発式が行われ、八重高2年の生活委員長・宮川航太君が代表して決意表明。県内高校生らが大麻取締法違反容疑で逮捕された事件に触れ、「若者は薬物乱用がもたらす恐ろしい結果について正しい知識を持ち、自分自身を大切にする、薬物を断る勇気を持つ、薬物乱用を許さない社会環境をつくる」と強調した。
普及運動実行委員会の銘苅榮一委員長(代読)と八重山保健所の森近省吾所長もあいさつした。
募金は国連に寄贈され、薬物乱用防止活動をしている民間団体の活動資金に活用される。
普及運動は国内の薬物乱用防止活動として官民一体となり、薬物乱用問題に対する認識を高め、国連総会決議に基づく「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」の周知を図ろうとするもの。
今年度は20日から来月19日まで実施される。