世界平和の鐘の会県支部(大濵達也支部長)は慰霊の日の23日正午、新栄公園内の平和の鐘鐘楼で市平和祈念鐘打式を開いた。参加者約40人が正午のサイレンを合図に1分間の黙とうを捧げ参加者は鐘を鳴らした。
大濵支部長は「平和な未来を次世代につないでいかなければ。現在世界各地で、テロや紛争が止まず一般市民が危険にさらされ、残念でならない。思いを1つに平和の音を響かせ全世界へ向けて発信したい」とあいさつ。
中山義隆市長は「忌まわしい沖縄戦からはや74年。戦争体験者やご遺族が年々減少していく中で、戦争を風化させず何としても世界平和を実現するのだという強い信念がより重要な時代」と述べた。
竹とんぼ倶楽部の子ども6人も参加。哀悼の意を込めた竹とんぼが一斉に宙に舞った。
石垣小6年の服部祐樹君(12)は「戦争で亡くなった人がいい気持ちで天国へ行けたかな」と考えながら、竹とんぼを飛ばした。