27日に開業を予定しているサンエーパルコ(上地文勝社長)は25日、大型商業施設「サンエー浦添西海岸PARCO CITY」(浦添市西洲)の内覧会を開催した。沖縄初出店94店舗を含む全250店舗を有する沖縄最大級のショッピングモールで、地上6階建て、約6万平方㍍の店舗面積を有する。
報道陣の取材に応じた上地社長は、「沖縄で全方位型のショッピングモールを造りたかった。量販店や専門店、百貨店がバランス良く配置し、(今まで)日本には無かった新しい商業施設ができた。既存施設と差別化できる」と胸を張り、地元客から国内外の観光客までが楽しめる施設になったと強調した。
サンエーパルコは計画に5年、建築期間に3年をかけた。那覇市から宜野湾市までの海岸線を走る西海岸道路に面し、那覇空港から車で約15分の好立地にある。1階から3階が商業エリア。全ての階層で飲食店エリアを設けた。海岸線を一望できる施設の西側に配置し、夕日などの景色を見ながら食事が楽しめる。また、一部の海外ファッションブランドも今後、入居する予定だ。
県内の食品メーカーや衣料品店も、同施設の開業に合わせ入居し、販促に力を入れる。洋菓子大手のナンポーは新ブランド「Nampo Sweet Devil」の2号店を同施設にオープンさせる。開業日に合わせ新商品も発売を開始する。
カジュアルファッション大手のHABUBOXは、沖縄の赤土を店内に塗り、ほぼ無加工の巨石をレジカウンターとして利用する店舗を同施設にオープンする。「近代のマチグヮー」をコンセプトに、沖縄の自然をイメージした内装で商品展示を行う。
駐車場は約4000台。営業時間は全館午前10時から午後10時まで。開業日から4日間は午前9時から開業する。