兼城公民館(ワイコフ・ゲアリ館長)は23日、同館で6月21日の入植日にちなみ、入植65周年記念行事を開いた。近隣住民など約60人が参加して親睦を深めた。
この日、グラウンドゴルフ大会後の祝賀会では近隣のシェフ3人が地元の山の幸、海の幸を使ったフルコース料理を提供。サラダ仕立てのトルティーヤや揚げカルツォーネ、八重山そばを使った彩り野菜のパスタ、イノシシのジビエ料理なども振舞われた。
ハワイアン歌手の斉藤てい子とタニファサウンズによるミニコンサートや地域の子ども達によるエイサーも披露され、皆で「上を向いて歩こう」など4曲を合唱し、笑顔に包まれた祝賀会となった。
ワイコフ館長は「素晴らしい会ができて感無量。すごく皆さんが協力的で、ゆいまーるの精神で地域が一体となり楽しいひと時を過ごせた」と感謝した。ワイコフ館長によると、65年前に兼城集落に来て、現在も居住する3人のうち、1人が参加し、「先輩に喜んでもらえてすごくうれしかった」と話した。