クマゼミ大合唱 沖縄、夏本番に突入

日の出とともに、羽を震わせて鳴くリュウキュウクマゼミ=6月30日午前、石垣市立図書館構内

 梅雨が明け、沖縄は長く暑い夏に突入した。6月6日に初鳴きが観測されたリュウキュウクマゼミも青空の下、セミ時雨を降らせている。
 クマゼミは体長約6.5㌢の大型のセミで、最盛期は7~8月。センダンやホルトノキによく見られる。
 梅雨明け後の6月30日朝、石垣市立図書館の庭では日の出とともに、クマゼミの群れが木の枝に止まり、羽を震わせながら「シャンシャンシャン」と大合唱。夏の暑さを一層かき立てた。
 太平洋高気圧に覆われ、県内はこの日も朝から強い日差しが照りつけ、各地の最高気温は午前9時までに31度を超えた。
 これから高温が続くため、気象台では熱中症など健康管理に注意を呼び掛けている。(文・写真 南風原英和)

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