凧あげ交流会に300人 愛好家ら全国から集結 新港地区

凧からお菓子が降ってくるのを待つ子どもら=石垣市新港地区

 2019年度石垣島凧あげ交流会・第9回全国シャクシメー大会(主催・同実行委員会)が6月30日、石垣市新港地区で開催された。全国から訪れた凧愛好家32人を含む、石垣の凧友、八重山凧愛好会、地元来場者など300人が凧あげを楽しんだ。
 実行委員会会長賞は新潟県の後藤篤雄さんが受賞し、石垣島凧の架け橋大使賞には大分県の川上利久さんが輝いた。シャクシメー大会は沖縄県の﨑原毅さんが勝ち取った。
 シャクシメーはチョウの形をした凧が、羽が開いた状態でぐんぐんとあがり、先端に行きつくと羽がパタっと折れ戻ってくる仕組み。往復時間と、100メートルの距離で競われた。
 他にも凧のアトラクションでは、高くあがった凧からお菓子がまかれ、子どもたちが走り周ってお菓子を見つけた。

 日本凧の会の吉永明夫さん(70)=東京都在住=は、自身で創作したスキーカイトの7連凧など7、8種類を持参。「石垣島は安定した風速」と絶賛し、創作は「100回作って95回は失敗」と言いながらも将来的にV字、Y字などの凧の創作にも意欲を見せた。新たな凧の開発に向けて来週まで自慢の凧を飛ばすという。
 地元から参加した仲間輝和さんは、孫の大護君(5)、心葉さん(3)と初参加。大護君は大きい凧は初めてながらも200メートルほど伸びた凧を自在に操り「楽しい」と笑顔。輝和さんも「初めて来て良かった。いい経験になった」とほほを緩めた。
 表彰を受けたのは次の皆さん。
 ▽実行委員会会長賞=後藤篤雄▽石垣市凧のかけはし大使賞=川上利久▽オリオンビール賞=吉永明夫、市川勝志郎▽高嶺酒造賞=宮城貴大、桂田裕士▽玉那覇酒造所賞=鈴木正男、加藤要▽八重泉酒造賞=中村寿、上原真人、多宇栄穂▽請福酒造賞=松比良修志、西留廣信▽池原酒造賞=川口顕裕、矢吹重光▽宮の鶴賞=志賀章八、武田功▽オキジム賞=茂出木雅章、武田守弘、蒲倉一郎、鈴木裕、小野喜象▽みね屋賞=黒瀬一美、寄川由紀子、三本木のり子▽あざみ屋賞=矢吹真理子、茂出木幸子、蒲倉禮子、中村由利子、硎谷冴子▽丸尾賞=譜久盛市哉、新里瑛慈、﨑原毅、坂上治比己(敬称略)

関連記事

八重山日報公式 X(Twitter)

フォローする

ユーグレナ シルバー人材センター たびらいレンタカー ecovillage アイン薬局 ひとし眼科 嶺井第一病院 とみやま耳鼻咽喉科 ヒデ整形クリニック
ページ上部へ戻る