辺野古阻止意見書を否決 普天間の運用停止を決議 那覇市議会

普天間飛行場の運用停止を求める意見書を可決した那覇市議会=1日

 那覇市議会(翁長俊英議長)6月定例会は1日の本会議を開き、共産党などが提出した米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止を求める意見書を否決、自民会派が提出した普天間飛行場の運用停止を求める意見書を可決した。

 辺野古移設阻止を求める意見書は、古堅茂治氏(共産)と清水磨男氏(ニライ)が提出した。古堅氏は、2月の県民投票で基地建設の埋め立てに反対する民意が示されたとひて、埋め立て工事の即時中止、普天間飛行場の運用停止・閉鎖撤去を求めた。採決の結果、賛成18、反対20で否決された。自公維や諸派が反対した。
 普天間飛行場の運用停止を求める意見書は、奥間亮氏(自民)が提出。同飛行場の危険性除去を求めた。宛て先は、衆参両院議長や首相、官房長官など。
 清水氏は質疑で「県民投票の結果を尊重するなら(辺野古移設)反対の民意を尊重する意見書を出すのが筋だ」と批判。奥間氏は「議員の中にはさまざまな意見がある。それを乗り越え一致を図るため提出した」と理解を求めた。賛成23、反対16だった。
 6月20日に発生したロシア爆撃機による南大東島の領空侵犯に抗議する抗議決議、米軍・軍属による事件事故の根絶を求める意見書も可決した。

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