安里繁信氏の陣営は4日、浦添市で出陣式を開き、多数の支持者が駆け付けた。
西銘順志郎選対本部長は「国政与党の中でものが言える安里繁信、河野義博を送りたい」とあいさつ。自民党県連の中川京貴会長は「子どもや孫の時代に、夢と希望が持てる沖縄をつくろう。政策を実現できるのが責任政党の自民、公明、維新だ」と力を込めた。
公明党県本部の金城勉代表は「『オール沖縄』の国会議員は5人いるが、県民のために何か仕事をした実績があるのか。2022年度から始まる新たな沖縄振興政策をつくり、未来を開くのは安里氏しかいない」と力説した。
日本維新の会国会議員団副代表の下地幹郎衆院議員は「沖縄の政治に必要なのは考え方を根本から変える政治家だ。安里さんには迫力がある」と訴えた。自民党副幹事長の武田良太衆院議員は「ただ反対をしても何も生まれない。我々は責任を果たす」と述べた。
後援会の青年、女性代表らが「基地問題一辺倒の争点では沖縄の未来はつくれない」「沖縄の声を国政を届けることができるのは安里、河野さんだ」などと声を張り上げた。
最後は参加者全員でガンバロー三唱し、気勢を上げた。
■安里氏第一声
平成の時代に学んだことはたった一つ。右と左の対立は終わり、沖縄の政治を前に進めていく。イデオロギー闘争は平成で終わり。県民を分断することも終わり。一致団結し、どうやって沖縄の声を政権の真ん中に届けていくことができるか。そこに命を懸けたい。
沖縄と政府が対立ばかり続けていても問題は解決しない。お互いが胸襟を開き、理解を深め合い、未来志向の中でこの問題を一緒に解決していく。そんな取り組みが必要だ。
より豊かで平和な沖縄をつくるために、自民党から公認を頂いて立候補するが、政府の代弁者として国会に行くつもりは毛頭ない。沖縄のプライドを懸けて、沖縄の声を政権のど真ん中にぶつけていく。責任政党自民党に沖縄に対する理解、愛情をさらに深めてもらう。一緒になって考えていく。
今、イデオロギー闘争をやっているのは沖縄だけだ。もう終わらせよう。
令和の最初の選挙から、我々の新しい沖縄の政治をつくろう。自公連立の絆を再確認して、必ず、そのあかしとして勝利したい。維新も加わり、この3つの絆がどれだけの可能性を秘めているか、改めて県民に問う。
必ず勝つ。命懸けで、人生を懸けて戦う。