県商工会連合会(米須義明会長)は6日、第43回若い経営者の主張発表県大会を名護市内のホテルで開催した。県内4支部から代表者が出場。審査の結果、先島支部代表で石垣市商工会青年部の宮城智一さん(40)=みやぎ米屋常務=が最優秀賞での県知事賞を受賞した。宮城さんは9月に県内で開催される九州大会に県代表として出場する。
宮城さんは、親族が経営する事業を継承し、稲作にも事業を拡大させた。その後、先輩の言葉に触発され、稲作事業一本に絞った。
ITを活用した農業に取り組んだことで、耕作面積を拡大。無農薬農業にも挑戦しており「未来の米作りをしたい。新しい発見ができるのが商工会の仲間だ。私の夢は日本全国の人に米を食べてもらうこと。米作りで6次化に再チャレンジし、日本一の米を目指す」と夢を語った。
県大会には、先島のほか北部、中部、南部の各支部から代表者が参加。1人10分の持ち時間で、今後の事業や青年部活動の展望を語った。
審査員は、県内メディアや行政の関係者、県連役員などが務め、内容や構成、表現力などで順位付けを行った。
受賞後、宮城さんは「米作りを始めて3年で、次の農業を担っていく世代なので頑張りたい。九州大会にも発表内容を深めて臨む」と意気込んだ。