八重山特別支援学校(古我知博樹校長)高等部のみんさー織り実習が11日、同校で開かれ、2、3年生の生徒6人が、専門的な織りの工程について真剣な表情で指導を受けた。
みんさー織りに関心を持ってもらおうと毎年実施されている実習。6月のみんさー工芸館見学から始まり、生徒は今月、同工芸館取締役常務の大浜公江さんから一つひとつの工程を教わっていた。
この日は糸を巻いたり、織り機を使った「綜絖(そうこう)通し」と呼ばれる作業などに取り組んだ。織り機が「トン、トン」と音を立てるのに合わせ、大浜さんは生徒の近くに立って優しくアドバイスした。
山口陽向さん(2年)は「難しいところもあったけど、頑張ってできたので良かった。綜絖通しがリズムもあって楽しかった」と笑顔を見せた。