国内で初めて星空保護区に認定された八重山地方の星空の魅力を堪能しつつ北部振興も図ろうと、昨年行われた石垣島初のキャンプイベント「キャンピングアース」が、「ぬあしび~CAMPING EARTH 2019~」(主催・同実行委員会)として9月28、29日の2日間、石垣市久宇良の「流れ星の丘」を会場に開催される。15日からキャンプ券を先行販売する。
「野遊び」を意味する島言葉「ぬあしび」と冠した同イベントは今年から、主体を行政から民間に移行し、枠にとらわれないさまざまなアクティビティを用意。
星空観賞や星空ヨガ、BBQなどのアウトドアのほか、サバニ体験をはじめとする体験型アトラクション、ライブなど、多様なイベントが行われる。
アーティストは映画『新聞記者』の主題歌などで知られる「OAU」、バンド「SAIRU」、シンガーソングライターの「森田くみこ」、「イシワタケイタ&山川浩正」の参加が決定。さらに増える予定という。
15日午前10時からイープラス、ローソンチケットで先行販売が開始。28、29日のイベントに参加できる「キャンプ券」は3500円。キャンプファイヤーなどを行う27日の前夜祭にも参加可能な「前夜祭つきキャンプ券」は5000円。
一方、▽テント▽寝袋▽ランタン▽チェア▽共同BBQグリル―が用意された「手ぶらdeキャンプセット」は1万円で、「前夜祭から手ぶらdeキャンプ券」は1万2000円となっている。
島野菜カフェ・リハロウビーチのオーナー、海老沼純一実行委員長は「オーディション型の募集も行い、誰でも参加できるようなイベントにしたい。島の方にアウトドアブランドの良さをもっと知ってほしい」と話した。
協賛企業を代表して「THE NORTH FACE/HELLY HANSEN石垣店」の酒井一成店長は「地域に貢献し、外で遊ぶ人を増やしたい。それがブランド力を高め、子どもたちがSDGs(持続可能な開発目標)に気づくことにもつながる」と強調した。
ワークショップ、飲食、物販の募集も行なっていく。