海自航空隊、今年も派遣 第5航空群(那覇)から12回目

家族や同僚隊員らに見送られ、派遣隊員らは哨戒機「P―3C」(写真奥)に搭乗、沖縄を出発した。派遣期間は約3カ月=12日、那覇基地

 海上自衛隊第5航空群(司令・中村敏弘海将補)は12日、ソマリア沖・アデン湾で実施している海賊対処行動に、保有する哨戒機「P―3C」2機と隊員約60人を派遣した。派遣部隊の任務は、周辺海域の監視と航行船舶及び参加する国際部隊司令部や関係団体への情報提供。海上自衛隊は2009年7月施行の海賊対処法に基づき航空隊を派遣している。

 派遣は今回で36回目。沖縄の第5航空群の派遣回数は、通算で12回目となる。今回の出発式には、鈴木貴子防衛大臣政務官も出席し、派遣隊員に訓示。我が国の物流にとって、アデン湾は重要な地域だと指摘し「皆さんが行う警戒監視や情報の提供は、航行する船舶の安全にとって重要であり、海賊行為の抑止に成果を上げている」と述べ、派遣の意義を強調した。
 アデン湾は、スエズ運河で地中海と繋がる紅海と、インド洋に繋がるアラビア海との間にある国際物流の要となる海域。派遣部隊が拠点を置くジブチには、米国や中国も拠点を置く。
 自衛隊艦隊司令官の訓示を代読した中村群司令は「アデン湾の海賊発生件数は、ほぼゼロであり、国内外から高い評価を得ている」と述べ、部隊派遣により地域の安定を維持していると強調。「本年は、派遣開始から10年目の節目の年だ」とも指摘した。派遣部隊の隊長は、大原浩史2佐。

関連記事

八重山日報公式Twitter

ページ上部へ戻る