県教育庁は１２日、今年度春の叙勲を受けた元校長らの報告会を開いた。５月２８日に叙勲を受けた関係者らが、県庁に平敷昭人教育長を訪ね、受章報告を行った。また、伝達式を欠席した受章者への伝達も行われた。
　受章者は、県立開邦高校の元校長・大城安功氏（７９）、那覇市立首里中学校の元校長・浦崎修子氏（８５）、大里村立大里中学校の元校長・比嘉恒雄氏（８２）、名護市立名護中学校の元校長・大城康正氏（７２）、北谷町立北谷小学校の元校長・伊計祐治氏（８７）の５人。大城安功氏は瑞宝小綬章、ほか４人は瑞宝双光章を受章した。
　大城安功氏は、開邦高校の開校時から勤務し、その貢献が認められ受章した。浦崎氏は、那覇地区初の女性校長として生徒指導に努めたことなどが認められた。比嘉氏は、文部省から学校週５日制の調査協力を依頼された功績が評価された。大城康正氏は沖縄サミットの準備や運営を行い、その功績が認められた。伊計氏は、伝統芸能を学校教育に取り入れたことが評価された。