基地問題、振興に審判 参院選きょう投開票 安里、高良氏激戦

 参院選は21日投開票される。沖縄選挙区は自民公認の前シンバホールディングス会長、安里繁信氏(49)=公明、維新推薦=、無所属で琉球大名誉教授の高良鉄美氏(65)による事実上の一騎打ち。安里氏は新たな沖縄振興計画の策定、高良氏は米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止を訴えの柱に掲げた。選挙結果は辺野古移設を巡る県と国の対立にも影響を及ぼすと見られる。21日深夜には大勢が判明する。
 安里、高良両陣営は20日夕、支持者を集めて那覇市で打ち上げ式を開き、両候補が最後の訴えに声を張り上げた。
 選挙戦で安里氏は、2021年度で現行の沖縄振興計画が期限切れになるにもかかわらず、県と国の対立が深刻化している現状に危機感を表明。自らが沖縄の声を政権の中枢に届ける決意を示した。
 高良氏は、安倍政権が民意に反して辺野古移設を進めていると批判。移設阻止、憲法改正反対、消費増税反対を政策の中心に据え、糸数慶子参院議員の「平和の一議席」継承をアピールした。

 昨年9月の知事選、今年4月の衆院3区補選では、辺野古移設に反対する革新リベラル勢力が自民、公明、維新の保守中道勢力を破った。参院選も、県民の反基地感情を背に先行する高良氏に対し、安里氏が激しく追い上げる展開となった。
 玉城デニー知事は辺野古移設に反対する民意を後ろ盾に、安倍政権と強硬的に対峙したい考えと見られ、選挙期間中に新たな法廷闘争に入った。参院選で改めて県民の判断が問われる。
 県選挙管理委員会によると、期日前投票者数は20日までに19万365人で、有権者の16.19%となった。
 投票は一部の地域を除き、午前7時半から午後8時まで行われる。
 沖縄選挙区にはNHKから国民を守る党の磯山秀夫氏(72)、辺野古商工社交業組合理事の玉利朝輝氏(60)も立候補した。
 比例では自民が前衆院議員の比嘉奈津美氏(60)を擁立、公明の現職、河野義博氏(41)は安里氏とのセット戦術で戦った。社民の前県議、仲村未央氏(47)、共産党中部地区委員会副委員長の島袋恵祐氏(32)は高良氏支持を訴えた。

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