石垣市の730交差点にある730記念碑をデザインした元県警職員の宮良栄重さん(74)=宮良=と小中学生の孫ら6人が30日、記念碑のペンキ塗り替えと清掃を行った。宮良さんは「交通事故防止につながれば」と期待した。
碑は沖縄の日本復帰に伴い、車の通行が右側から左側に変わった7月30日を記念して設置された。宮良さんは画家としても活動しており、県美術家連盟の会員でもある。
宮良さんは、10数年前から毎年7月30日に、剥げかかったペンキの塗り替えをボランティアで行っている。この日は西石垣勇星君(石垣小6年)らの孫にハケを持たせ、碑の上部と下部にあるデザインや文字を丹念に塗り直した。
通りすがりの観光客たちの中には、作業の様子にカメラを向ける人もいた。