県八重山事務所県税課は7月31日、2019年度自動車税の納期内納付率が過去最高の89.3%(前年度比0.3ポイント増)だったと発表した。広報体制の強化や納税意識の向上が要因とみられる。県は7月22日から8月30日までを自動車税滞納整理強化月間と位置づけ、催告や差し押さえなどを実施しており、滞納一層に向けた協力を呼び掛けている。
課税件数は1万2732件(同3・2ポイント増)、課税額は4憶3110万円(同4・2ポイント増)。滞納整理強化月間中に、納付催告の対象となる滞納件数は19日現在で605件、未納額は2355万4000円となっている。
納期内納付率は県自動車税事務所管内(沖縄本島)が88・2%、県宮古事務所県税課管内が89・4%、県全体が88・3%で、軒並み過去最高。昨年の全国平均の83・5%を大きく上回っており、年々向上している。
滞納整理強化月間中、滞納者に対しては、同事務所県税課職員が電話や自宅訪問での納付催告を行い、悪質な滞納者に対しては自動車、預貯金の差し押さえを行う。18年度は同月間中、預貯金、自動車、給与の差し押さえを103件実施した。
県税課は、納付が困難な事情がある人に対し「電話で相談してもらえれば、分割納付することも可能」としている。問い合わせは同課℡(0980)82・3045。