天体の電波観測に成功 美ら星研究体験隊が報告

やぎ座RR星から放射される強力な電波「水メーザー」を発見した「美ら星研究体験隊」の高校生たち=2日午後、石垣青少年の家

 高校生が石垣市にある電波望遠鏡を活用して天文学の研究体験をするプロジェクト「美ら星研究体験隊」(主催・国立天文台水沢VLBI観測所、日本学術振興会)の成果発表会が2日、石垣青少年の家で開かれた。島内外の高校生19人が3グループに分かれて天体観測に挑戦し、一つのグループが、やぎ座RR星から放射される強力な電波「水メーザー」を初めて観測した。
 やぎ座RR星は、太陽系から1万1000光年の距離にあり、星の明るさが変化する恒星。高校生たちはVERA(ベラ)石垣島観測局の電波望遠鏡で「ポジションスイッチング」という方法で観測し、「水メーザー」を99・999%の信頼度で発見した。同グループで都立国際高校の筒井優友さんは「星も海も東京にはないものが全部ある。全てが良かった」と満足げな表情を見せた。
 八重山高校2年の荻堂凛さんは「地元だがこんなに星がきれいとは気づかなかった」と感想を述べた。熊本から来た野崎朋香さんは「沖縄の習慣や言葉を教わった。また来たい」と笑顔を見せた。
 同プロジェクトには八重山高校、沖縄本島、東京、熊本、広島から参加した。

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