日本ボーイスカウト沖縄県連盟(宮里博史理事長)は1日から4日までの日程で、石垣島内でサマーキャンプを行っている。県内各地で活動する団体が集まり、石垣市青少年の家を拠点に八重山全域で活動する。ボーイスカウト27人、ベンチャースカウト7人、引率者であるリーダー23人が参加する。1日午後は開会式を開き、団結を固めた。石垣島で開催されるのは今回が初めて。
サマーキャンプは、団員らが平素の活動で習得した技能を披露し、連帯を強める目的で開催される。石垣1団の再結成15周年記念も兼ねて、石垣で行われた。
ボーイスカウトは小学6年から中学3年まで、ベンチャースカウトは、中学3年から高校生までで構成されている。
2日目以降から活動は本格化。ボーイスカウトはハイキングや、石垣市内・竹富町町並み保存地区の散策を実施。カヌーも行い、運用方法の習得を目指す。ベンチャースカウトはキャンプファイヤーの実施や野鳥・天体の観測、1泊2日以上で往復100㌔のサイクリングなどを行う。
宮里氏は開会式で「体調管理に気をつけて、キャンプをエンジョイしてほしい。各団と交流し、石垣島の自然や歴史、文化も学んで」と述べ、団員らの成長に期待した。
開会式で司会を担当したベンチャースカウトの丸山航輝君(17)=八重山高3年=は「司会は緊張しなかった。(天体観測などは)めったに石垣ではないが、頑張る」と話し、笑顔を見せた。