台風9号は8日から9日にかけて先島諸島に最接近し、8日の海、空の便は全面マヒした。南ぬ島空港は朝から閉鎖され、8日の石垣発着便は全て欠航。石垣島と離島を結ぶ海の便も途絶えた、8月の観光シーズンを直撃した台風は、住民生活や観光産業に大きな打撃を与えた。
日本トランスオーシャン航空(JTA)と、琉球エアーコミューター(RAC)は合計30便が欠航、計2693人に影響が出た。午後3時現在、9日以降の発着便については未定。
全日空(ANA)は24便が欠航、約3500人に影響が出た。9日の便も、午後3時以前に発着する17便の欠航が決まっており、約3100人に影響が出る見通し。
ソラシドエアは、石垣と沖縄本島を結ぶ4便が欠航し、約450人に影響が出た。9日以降の発着便については未定。
ピーチアビエーションは、石垣島と大阪を結ぶ2便が欠航した。9日も2便が欠航する。
南ぬ島空港は、空港南側のゲートを封鎖し、一般車両の通行を制限した。別のゲートは、空港事務所の職員が車両で通行止めを行い、建設会社などの業者の通行を許可した。
石垣島と離島を結ぶフェリーは全便が欠航した。