台風9号の影響で前日に全便欠航となった南ぬ島石垣空港を発着する便は9日午後、運航を再開した。日本トランスオーシャン航空(JTA)は那覇行きの622便が午後4時過ぎに出発。同便を含む数便を運航した。バニラエアも成田行きの802便が午後5時前に出発した。全日空(ANA)、ソラシドエア、ピーチアビエーションは終日欠航した。
同空港は午後1時過ぎに再開した。当初、午後1時半の予定だったが、正午過ぎには利用客がターミナル外に集まったため、オープン時間を早めた。午後2時過ぎには、売店で買い物をする客や、チェックインを終えた客が飲食店コーナーでくつろぐ様子が見られた。
日本航空(JAL)系列のカウンターには、チェックインを行う客や、航空券を求める客らで溢(あふ)れた。JTAは運航したが、琉球エアーコミューター(RAC)は全便欠航した。JTAは那覇や羽田、関空行きの便を運行。初便の622便は使用機が遅れ、出発時間が遅れた。
ANAのカウンターには、航空券を購入する客や予約を確認する客が長蛇の列をつくった。しかし、使用する機体などの影響で終日欠航した。
JTA機のチェックインを待つ観光客の片山元さん(42)は家族旅行で石垣島を訪れた。「2日間は(ホテルに)足止めだった」と話し、台風9号の影響で十分に外出できなかったと振り返った。