第9回八重山地区大会パワーリフティング選手権大会(主催・八重山パワーリフティング協会)が11日午後、登野城の特設会場で開催された。13歳から75歳まで計17人が参加した。3種目で合計670キロを持ち上げた人もおり、会場を沸かせた。
大会では、横たわりバーベルを持ち上げる「シングルベンチプレス競技」と、直立してバーベルを担ぎ屈伸する「スクワット」、バーベルを置いて持ち上げる「デッドリフト」、「ベンチプレス」の合計重量を競う「パワーリフティング競技」の2競技が行われた。
会場は、トレーニングジム「ラインズ・フィット」の屋外に設けられた。
参加者は自身の年齢や体格に合わせた重さのバーベルを持ち上げ、自身の限界に挑戦した。一般の部・男子105キロに出場した松田勇魚さん(29)は、「スクワット」で250キロ、「ベンチプレス」で170キロ、「デッドリフト」で250キロ、合計670キロを記録。叫び声を上げ、バーベルを持ち上げ、集まった他の選手や関係者から拍手と歓声を受けた。
同協会の与那城馨会長は表彰式後、ベンチプレスの日本記録保持者を例に挙げ「ナンバー1の選手が石垣には1人や2人はいる」と紹介。競技人口の拡大を目指したいと意気込んだ。