第58次沖縄県豆記者団(松原健蔵団長)の代表者6人が14日午前、県庁に富川盛武副知事を訪れ、東京・北海道取材や現地交流の帰任報告を行った。東京の赤坂東邸では秋篠宮皇嗣同妃殿下、悠仁親王殿下に接見。首相官邸で安倍晋三首相に面会した。内閣府沖縄担当部局では、沖縄の交通渋滞問題や宮古島の住居不足問題などを取材した。
同団に参加した県内小中学生50人は、7月29日から3日にかけての6日間、東京・北海道の各地を訪問。
北海道では札幌市の道庁などを訪れ、北方領土について学びを深めた。函館・根室の小中学生と現地交流し交友の輪も広めた。
八重山からは大浜中学校の北井洸太朗君(中2)、平田良美さん(中2)、石垣中学校の佐川愛佳さん(中3)、島仲萌々花さん(中3)の4人が参加した。
赤坂東邸で豆記者団の代表あいさつをした那覇市上山中学校3年の清川紘香さん(中3)は「秋篠宮殿下は私の目を見てうなずきながら話を聞いてくれて、とてもうれしかった。貴重な経験を通して夢の実現に向けて頑張っていきたい」と報告した。
県立球陽中学校の石川雷治君(中2)は、内閣府沖縄担当部局での取材が最も印象的だったという。「沖縄をもっと良くしたいという気持ちで仕事に挑んでくださっており、感謝の気持ちでいっぱいになった」と話した。
報告を受けた富川盛武副知事は「将来社会に出た時に大きな財産になる。できれば県庁に入って沖縄問題などの解決に向けて頑張って」とねぎらった。
豆記者団は年内までに記事やスナップをまとめて新聞集を作成し、学校関係機関などに配布する予定。