【金波銀波】石垣島の英雄と言えばオヤケアカハチが…

 石垣島の英雄と言えばオヤケアカハチが思い浮かぶ。琉球王国の圧政に抗して反乱を起こし、逆賊として戦死したが、島民の思慕の念は死後も続いた。戦前は伊波南哲の長編叙事詩で有名になり、近年は地元で、平田大一さんがその生涯をテーマにした子ども演劇を継続的に手掛ける◆アカハチのイメージを今に伝えるのはゆかりの地、大浜にある銅像だ。何かを指しながら、島民を鼓舞するように叫ぶ姿は猛々しい。鹿児島には西郷隆盛像、宮城には伊達政宗像があるように、八重山の人々は、島内外に誇る人物としてアカハチを銅像にした◆そこで何とも奇異に映るのが韓国の慰安婦像だ。「平和の少女像」と呼ばれることもあるようだが、韓国人は日本を糾弾する目的で日本大使館前に設置しただけでなく、無関係な世界中の国々で像を「増殖」させ続けているという◆あたかも慰安婦こそ韓国を代表する人物であるかのようであり、国内では「慰安婦をたたえる日」まで制定されるという徹底ぶりだ◆歴史を継承することは大切だが、韓国は自国の悲しい歴史を使って何をやりたいのか。被害者意識がいびつに変形してしまったように見える。苦悩の過去を背負っているのは沖縄も同じだが、韓国は最も手本にしてはいけない例だろう。

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