保育園、こども園、幼稚園、小学校関係者が一堂に会し、相互の連携を考える「保幼小連携講演会」が18日、石垣市健康福祉センターで開かれ、県教育庁義務教育課の安慶名名奈指導主事が「幼児教育を活かす小学校教育」をテーマに講師を務めた。
幼稚園から小学校へ移行する過程の「幼小学接続」について「幼稚園と小学校では格差が大き過ぎると言われるが、格差があるのは当然。子どもが自分で乗り越える力をつけさせることが重要」と指摘した。
幼児教育の特徴について「教科書もチャイムもないので、遊びを通じて総合的な学習を行う」と指摘。幼児教育は小学校の前段階の教育ではなく、必ずしも計算や読み書きを教える必要はないとしたが「数字や文字に関心を持たせるとか、小学校教育の基礎となる感覚は教えてほしい」と要望した。