第12回全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)の決勝戦が22日、長崎県対馬市で開催された。石垣市を代表して出場した「石垣島ぱいーぐるズ」は、長崎県の「壱岐市選抜」と厳原野球場で対戦し、3対1で勝利、初優勝を決めた。
離島甲子園は、島外との交流機会が少ない離島に住む中学生が全国から集まり、野球やイベントを通じて交流する大会。沖縄県からは、石垣市や宮古島市、久米島町、竹富町がチームを派遣した。「石垣島ぱいーぐるズ」は石垣中、石垣第二中、大浜中の3年生野球部員から選抜された選手らで構成され、全員野球で初優勝を決めた。大会では、元プロ野球選手の村田兆治氏による野球教室も開かれた。
決勝戦で「石垣島ぱいーぐるズ」は、チャンスでヒットエンドランを決め、先制。追加点も決め、試合を有利に進めた。6回裏にエラーとフォアボールで出塁を許し、失点のピンチを迎えるも無失点で抑え、試合の流れを決めた。波照間督起監督は「点を取られても取り返せた。自分たちの野球ができた」と試合を振り返った。今大会では、平瀬礼貴や山田匠馬ら下位打線が好調だった。決勝戦は、先発の内間究が無失点で抑え、試合の主導権を握った。
試合結果は次の通り
〈決勝〉
石垣島ぱいーぐるズ(沖縄県)
0010110-3
0000100-1
壱岐市選抜(長崎県)
(石)内間、平良、石垣、与那覇―渡久山、高良、内間
(壱)吉井―豊坂
▽二塁打=吉田(壱)、平瀬(石)、濱元(石)、山田(石)