石垣市新川の「フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ」(塩田和巳総支配人)の料飲マーケティング担当の小川Cathy康子さんを含む料飲事務3人が、本社である㈱マイステイズ・ホテル・マネジメント(東京都、麻野篤毅代表取締役社長)に対し、適切な人員の確保と職場環境の改善を求めている。
小川さんによると、7月19日に客室が約300室と従来の2倍となったが、スタッフは派遣やインターンシップを含め計235人(7月1日時点)で従来から微増しているだけという。
チェックイン時には長蛇の列ができ、1時間待った利用者に従業員が罵声を浴びせられたこともあった。長時間残業などのシフトや14日以上休日のない調理スタッフがおり、清掃が間に合わないため各部署で分担するなどの現状があるという。
小川さんは「お客様が増加する一方、人材集めが難しいのが離島の現状」と指摘し、人材の確保ができない場合には、経営陣の短期的な利益重視の予算作成の見直しや、「お客様が心地よく過ごせる」ために、過剰予約の停止を求めている。
先月26日に本社である㈱マイステイズ・ホテル・マネジメント(東京都、麻野篤毅代表取締役社長)のコンプライアンス窓口に書面で訴え、6日にはコンプライアンスの担当者と話し合ったが、状況が動かなかった。
25日までに改善の歩み寄りが見られない場合は26日にストライキを決行予定で、時間は午前9時から午後5時45分まで。その間、レストラン予約の直通番号の不通やアレルギーや記念日などの相談サービス窓口が止まる可能性がある。
小川さんは「ホスピタリティが発揮できる安心と安全を提供できる職場環境を求めているだけ」と主張。「レストランご利用予定の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします」と理解を求めた。