インターネットを利用し在宅で勤務する「テレワーカー」を育成するIT企業「ブルー・オーシャン沖縄」(岩見学代表、那覇市)は23日、離島ターミナル内の会議室で事業説明会を開催した。同社は国の一括交付金を活用した県の事業で求職者にIT教育を行い、テレワーカーとして育成。個人のレベルや適性に合わせて、本土企業から受注した業務を割り振る。この日は、8月中旬ごろまでに受講を申し込んだ参加者が担当者から事業や業務内容について説明を受けた。
業務は、ネット上に掲載される記事を書く「Web(ウェブ)ライティング」、人工知能(AI)の学習データを作成する「アノテーション」、事務処理を行うPC上のプログラムを作成する「RPAエンジニア」の3つ。受講者は登録後、講習を受けて業務を学ぶ。技能が身につくと、在宅で業務を進め、報酬を得ることができる。
受講者からは「資格が必要か」などの質問があった。担当者は「ツールを使うので必要ない」と説明し、気軽に参加できるとアピールした。
参加者の1人で、昨年、名古屋から移住した東明美さん(58)は「頑張りがいがある仕事に就ける」と期待を膨らませた。
説明会はきょう24日も開かれる。事前に予約をしていない人も参加が可能で、場所は同会議室。時間は午前11時、午後1時、午後3時、午後5時から。