7月20日に沖縄市で行われた独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構沖縄支部主催の「第19回沖縄県障害者技能競技大会(アビリンピックおきなわ2019)」で、石垣市新川の大城璃央さん(19)がパソコンデータ入力種目の最高賞となる金賞を受賞した。大城さんは11月15~17日に愛知県常滑市で開催される「第39回全国障害者技能競技大会」に県代表として出場する。
同種目では25分間を2回行い、文字の打ち込みの正確さと速さを競った。「金賞が取れるなんて全く思わなかった。実感が湧かなかった」と話す大城さんは「本番前は緊張していたが、競技が始まると集中できた。意外とあっという間だった」と振り返った。
知的障害があるが、パソコンには小学3年のころから親しんでおり、現在は調べ物やゲーム、洋楽鑑賞などで活用しているという。「文字を打つときの正確さは意識している」と話す。料理、和裁、ピアノなど多彩な特技を持ち、自らを「こだわって、丁寧にやるタイプ」と表現する。
昨年は、同大会に初参加して縫製種目に挑戦し惜しくも入賞にはいたらなかったが、「第39回ホームソーイング小・中・高校生作品コンクール」では高校生の部の小物・インテリア作品部門で努力賞を受賞している。
今回は「スピードが課題だった」と反省し、全国大会では「丁寧にスピーディーにできたら」と意気込んだ。