郷土自慢の演舞で魅了 八重農郷芸部 東京国立劇場で公演

国立劇場で舞う八重農の生徒ら=25日、東京都(八重農郷土芸能部提供)

 第43回全国高等学校総合文化祭(2019さが総文)に沖縄代表で派遣され、文化庁長官賞を受賞した八重山農林高校郷土芸能部は25日、第30回全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演に参加し、演題「瑞穂の恵み~豊年祭(プール)より~」を演舞し、訪れた観客を魅了した。公演は、2019さが総文で入賞した全国の12校が参加し、それぞれ自慢の演目を披露し合った。
 八重農郷土芸能部は、佐賀県武雄市で今月1日に開催された2019さが総文の郷土芸能部門(伝承芸能)で、大分県の由布高校と共に上位2校に選出され、優秀賞を受賞。東京公演への参加が推薦された。
 公演には、関東在住の八重山郷友会から50人ほどが招待された。

 顧問の東内原聖子さんは「日本の大舞台で緊張したようだが、(生徒らには)良い勉強になった」と振り返った。大会後もこの公演に向けて練習をしていたと明かし「成果を十分に発揮できた。八重山からの応援もあり、満足いく舞台になった」と話した。
 部長の新城愛結さん(17)は「部員全員が、支えてくれた方への感謝の気持ちを込めて踊った。貴重な経験を、社会に出てからも生かしたい」と語った。
 生徒らは、公演後の午後7時から郷友会が開いた激励会にも参加した。

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