第50回南洋群島・慰霊と交流の旅(主催・南洋群島帰還者会)が25日、出発を前に那覇空港国際線ターミナル内で結団式を開いた。133人の一行に同行する玉城デニー県知事は、同日から28日までの日程で、サイパン島、テニアン島の慰霊祭に参列するほか、グアム準州知事との面談や米軍基地の視察を予定する。
出発を前に玉城知事は「南洋群島には沖縄から多くの方が移り住み、参加者の皆さんの生まれ育った場所でもある。慰霊の供養と共に懐かしい現地の方とも親睦を深めてもらいたい」と話した。
第50回を迎え、同会主催の旅団は最後になるとして、上運天賢盛団長は「私たちの行動は最後だが、慰霊は心の中でずっと続く。亡くなった親族にはご苦労だったねと言葉をかけたい」と話した。
県知事の同行は西銘順治氏に次いで2人目という。