アーチェリー競技の国民体育大会第39回九州ブロック大会が25日、佐賀県鹿島市で行われた。八重山アーチェリー協会副会長の川原輝久選手(55)と日本体育大学4年の壯太選手(21)の親子が成年男子の部の県代表として出場したが、4位の大分県と29点差で5位となり、茨城国体・第74回国民体育大会への出場はならなかった。
大会は70㍍の1ラウンド36射(360点満点)を2ラウンド行い、合計点が高かった上位4県が茨城国体への出場県を得る。結果は、➀熊本➁長崎➂福岡➃大分➄沖縄➅佐賀➆鹿児島➇宮崎―だった。
沖縄県代表は八重山から川原親子、本島から仲本博貴選手の3人。壯太選手は666点と個人1位を記録。仲本選手は602点で17位、輝久選手は585点で20位だった。
壯太選手は「強豪が揃う九州ブロック大会で5年連続出場し、今年は個人優勝。さらなる勢いで石垣島から東京オリンピック出場を勝ち取りたい。応援よろしくお願い致します」と話した。
輝久選手は「非常に残念だが、レベルが上がっている九州で昨年の7位から5位に浮上した」と振り返り、「壯太は練習ではオリンピック選手レベルの680点は出す。オリンピックを目指し、今後の公式戦や記録会に臨む」と期待した。