宮腰光寛沖縄担当相は8月30日から4日間、沖縄を訪問し、離島などを視察した。宮腰氏の来県は就任後11回目。
今回は粟国村、多良間村、渡名喜村を訪問し、観光関連施設の整備状況や製糖業と製塩業などの現場を視察した。2日夜、那覇空港で報道陣の取材に応じた宮腰氏は「多くが人口減少と高齢化の問題を抱えている。島の維持のために所得を上げる必要がある」と指摘。地場産品や高収益作物の生産が盛んな宮古島を手本に「それぞれの島に合う高収益構造の農業を展開していくべき」と求めた。
自らが推進する「琉球泡盛の海外輸出プロジェクト」に関し「骨太方針に2年連続で書き込こまれ、予算も増額要求している」と改めて意欲を示した。
黒糖については「上限なしの増産をやっていく必要がある。販路拡大が大きな問題」と指摘し、安定供給と在庫管理の必要性を訴えた。