石垣市障がい者自立支援協議会こども部会(徳小百合部会長)は6日午前、2019年度第1回会議を市健康福祉センター視聴覚室で開いた。障がい児相談支援、通所支援、保育所等訪問支援などの機能が一体化した療育支援施設「児童発達支援センター」の20年度内設置に向け、同センターの具体的な機能を話し合うワーキンググループの立ち上げが承認された。
出席した各機関の代表者らが現状と課題について意見交換し▽貧困層への無料学習支援等を行う「子どもホッ!とステーション」で障がい児利用者が増加し、現場の支援員が専門でないため対応に苦慮。障がい児の居場所作りを▽就学支援相談の締め切り時期が6月頭ごろというのは早過ぎるので検討を―などの要望が出された。
事務局は就学支援相談については次回の部会で教育委員会を交え検討していくとした。
島内初美副部会長はショートステイの実現など、ニーズ調査等で明らかになった保護者からのこれまでの要望に触れ、「過去の要望についての取り組み具合を報告してほしい」と事務局に求め、「困っている人がいる以上、スピード感をもって」と訴えた。
事務局は「マンパワー不足や事業所の数の限界などもある。いろんな機関が関わるので連携しつつ進めたい」と答えた。
徳部会長と島内副部会長が再任し、18年度会議内容の報告もあった。