泡盛試飲や料理楽しむ 古酒の日イベント500人以上 帰宅前の客らでにぎわう

八重山諸島のメーカーが製造した古酒を含む各銘柄を、客らの好みに合わせ提供する泡盛マイスター=4日夜、パレット久茂地広場

 語呂合わせで9(クー)4(ス)になる4日、パレット久茂地広場で、沖縄県酒造組合が主催した古酒の日イベントが開かれた。県内の酒造メーカーが製造した泡盛の古酒(クース)が並べられ、訪れた客が試飲や泡盛に合う料理を楽しんだ。午後8時までに500人以上が来場した。

 同組合は泡盛古酒のブランドや認知度向上を目的に、毎年9月4日を古酒(クース)の日と定め、販売促進に力を入れている。今年は、同日から9月末までを、琉球泡盛再興プロジェクト「古酒体験豊潤の時キャンペーン」の期間に設定。参加店で対象商品を注文すると、古酒と酒器のセットが抽選で500人に当たるキャンペーンを実施する。関連ウェブサイトも充実させ、英語や中国での表記も行い、海外観光客への周知も徹底する。
 キャンペーン参加店は県内で120店以上あり、石垣島では15店が参加する。
 年々出荷量が減少する泡盛だが、県酒造組合の富村朝弥書記は「泡盛を軽視した時代があったが、誇りを復活させたい」と意気込む。泡盛に沖縄の果物を漬け込んだサングリアや、リキュールとして使う飲み方などが広がっていると強調し、若い人にも楽しんでもらえると自信を見せた。

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