「我が尖閣」発売へ 仲間市議 熱い歌唱で関心喚起図る

発売されるDVD「我が尖閣」のジャケット

 尖閣諸島問題をライフワークに掲げる石垣市議の仲間均氏(69)が作詞と歌唱を担当した曲「我が尖閣」のDVDとCDが15日、発売される。熱い歌唱が印象的な約4分間の曲で、DVDには歌とともに、仲間氏が撮影した尖閣諸島の映像なども収録される。仲間氏は「尖閣問題に取り組んできた25年間の集大成。多くの市民、国民に見てもらい、尖閣問題への関心を喚起したい」と期待している。
 仲間氏は1994年の市議初当選時から尖閣諸島の調査を続け、過去16回上陸したほか、近年は周辺海域での漁を続けている。

 「我が尖閣」の歌詞は「命を懸けてたどり着けば 暗闇に灯台の光あり」「大地を踏んでみてみれば ここは日本の領土」などとリアリティに満ち、仲間氏は「実際に尖閣に行った私でなければ書けない歌詞だ」と話す。
 尖閣を「底知れぬ小さくて大きな島」と表現したフレーズは「尖」という文字から着想した。先人の開拓に思いをはせ「計り知れない人情(なさけ)の島」とも歌った。作曲は、仲間氏が代表世話人を務める「尖閣諸島を守る会」関東支部のYОSHIKAさんが手掛けた。
 仲間氏は「歌っているうち、思いがこみ上げて泣きそうになった」と振り返る。「尖閣愛」があふれた曲に仕上がった。
 DVDでは、仲間氏が2013年に上陸した際の映像や、周辺海域で次々と釣れる魚、尖閣周辺を航行する巡視船などを見ることができる。中国公船の姿も一瞬見える。映像の一部は映像工場(石垣市登野城)が提供した。
 当初、プロの歌手に歌唱を打診したが、曲が尖閣問題に絡むため断られ、仲間氏自身が歌うことになったという。レコーディングは8月、東京都内のスタジオで行った。
 DVDは2500円、CDは2000円。石垣市内は山田書店で、島外からの注文は「尖閣諸島を守る会」のウェブサイトから受け付ける。売り上げは尖閣周辺海域に出漁する漁船の購入費に充てる。

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