九州地区商工会青年部合同研修会沖縄大会(主催・九州商工会連合会、九州地区商工会青年部連絡協議会)が10日午後、豊見城市民体育館で開催され、石垣市商工会青年部の宮城智一氏(40)が県代表として「若い経営者の主張」で発表した。審査の結果、宮城氏は優良賞を受賞した。
発表で宮城氏は、親族が経営する事業を継承し、稲作にも事業を拡大させたと説明。「先輩の言葉で、稲作事業一本に絞った」と紹介し、青年部の活動に参加したことで、やりたい事業に集中できたと強調した。
終了後、宮城氏は九州の若い経営者と交流し、ネットワークを広げたいと意欲を見せ、今後の事業については、遊休地を開墾すると説明。「島のために取り組みたい」と笑顔を見せた。
最優秀賞には福岡県代表の堤裕一郎氏が決まった。12月に愛知県で開催される全国大会に出場する。2位は大分県代表の石田裕勝氏、3位は佐賀県代表の福山徹氏がそれぞれ受賞した。
宮城氏は、7月に名護市で開かれた第43回若い経営者の主張発表県大会で、先島支部代表で発表し最優秀賞を受賞して県代表となった。
同研修会沖縄大会は、九州地域の各県から集まった商工会青年部員が、交流を通して資質向上を図るため開かれた。