八重山アーチェリー協会(嘉数博仁会長)は9日午前、八重山日報社を訪れ、石垣市出身のアーチェリー選手・川原壮太(日本体育大学4年)を東京五輪へ送るため、クラウドファンディング(CF)で資金援助を募ると発表し、協力を呼びかけた。
2020年の東京五輪出場実現に向けて、弓具や試合遠征費など100万円の達成を目指す。川原は今年開催された、第28回全日本室内アーチェリー大会で日本一、国民体育大会九州ブロック大会では個人1位と調子を上げ、東京五輪出場に向け手の届く位置につけている。
11月には東京五輪選考会が控える中、遠征資金などを、仕送りや深夜までアルバイトをしたりして賄っている状況で、安心して競技に集中できる環境が急務なことから、同会がクラウドファンディングを活用することを決めた。
嘉数会長は「小さな島でも努力すれば頂点を目指せることを証明したい。資金面で心配をかけずに100%の持ち味が発揮できるような後押しをみんなでしていきたい」と意気込んだ。
父であり同協会の副会長でもある川原輝久さんは「アーチェリーは生涯スポーツ。子どもから大人まで楽しめるということを知ってもらい、石垣に帰ってきた時に広める良い機会になる。壮太の夢を支援していただきたい」と協力を求めた。
クラウドファンディングのURLはhttps://camp-fire.jp/projects/view/192716