石垣中学校(宮良信浩校長、全校児童553人)2年生の塩野成里(せり)さんは2018年10月、第27回実用数学技能検定「数検」グランプリの「文部科学大臣賞」を受賞した。これを受け、表彰集会が12日午前、同校体育館で開かれた。
「数検」を主催している日本数学検定協会の清水静海(しずみ)理事長が同校を訪れ、賞状とメダルを塩野さんに授与し「石垣中学校は文武両道で頼もしい。塩野さんに続いてチャレンジして」と笑顔で語りかけた。
同賞は「数検」3級合格者6万480人の中から選抜された金賞対象者5人の中から、最も優秀だった受験者から選ばれる。
審査基準は満点ないし、それに準ずる点数の中で計算の筋道をわかりやすく示しているかなど。数検3級は中学校卒業レベルの内容で、塩野さんは1学年上のレベルでの受賞となった。
塩野さんは問題集を自分で買って独学で勉強したという。「どんな仕事につきたいと思ってもできるように勉強を続けたい」とはにかんだ。