8月1日から31日まで「八重山の魅力・見どころ」を表すキャッチフレーズを募集していた一般社団法人八重山ビジターズビューロー(YVB、会長・中山義隆石垣市長)は13日午前、同事務局で会見を開き、県内外からの総応募数572件の中から「島色、無限大∞」を採用したと発表した。
考案者は八重山を何度も訪れている愛知県名古屋市在住の山口紀子さん(55)。「やいまの島々の空の色や海の色、草木の緑は、季節や時間でさまざまな色に変化して無限の美しさを見せてくれる。島々の無限の美しさと、その美しさが永遠に続くことを祈って作った」との思いをキャッチフレーズに込めた。
受賞に対し「本当に夢みたい。八重山が大好きで、より多くの方に八重山の魅力を伝えて頂けたらうれしい」と願った。
YVBは今後「島色、無限大∞」をロゴ化し、各航空会社や旅行会社、観光協会、商工会などの協力を得ながら、ポスターやパンフレットに掲載するなどで周知していく考え。
YVBの金城徹専務理事は新たなキャッチフレーズに「『∞』(無限大)は八重山の『8』を連想するし、八重山にはまだまだいろんな可能性があることを示している」と強調した。
募集は▽自然・動植物▽文化・芸能▽食▽島の人たち・島々の個性―など、8つのテーマが条件。採用にあたりDMOを推進する八重山圏域ビジョン会議メンバーを中心に53件に絞り、同会議メンバーと3市町や航空会社関係者らによる11日の最終審査を経た。
山口さんには景品としてJTA往復航空券やANAモデルプレーン、南の美ら花ホテルミヤヒラのペア宿泊券などが贈呈される。