男女共同参画社会の促進や八重山地域での国際交流推進などの活動をしている八重山「女性の翼」の会(小底弘子会長、28人)が13日午後、第36期沖縄県女性海外(台湾)セミナー事業に参加する新里順子さん(56)、石垣涼子さん(47)の壮行会を市内ホテルで開いた。2人は15日から5日間の日程で台湾を視察し、クォーター制度などについて学ぶ。
新里さんは現在、県中小企業家同友会八重山支部長で、石垣市字桃里に開所した小規模多機能ホーム「がんじゅうさー」の代表取締役を務める。「2010年に戻ってきてまだ10年に満たない。これから」と意気込んだ。
石垣さんは石垣市議として10年から2期8年勤めた。「市議8年で子どもの教育について意識が高まった。子どもたちに広い視野を持たせるにはどうしたらいいかを考えたい」と強調した。
小底会長は「2人が選ばれて本当にうれしい。これを機に、台湾の文化や言葉を会に取り入れられれば」と激励。壮行会に集まった会員らもエールを贈った。