石垣空港ターミナル㈱(黒嶋克史代表取締役社長)は22日から、新石垣空港(南ぬ島石垣空港)の国内線旅客ターミナル到着ロビーで、「RICOH紙アプリ」を使用したイベントを開催している。同アプリは、描いた絵をスキャナーで読み込むことで、プロジェクターで映し出された画面の中で絵が自由に動き回るシステム。
この日の午前、到着ロビー内に机とプロジェクターなどが設置され、青空と白雲の映像が壁面に映し出された。
子どもらは専用の用紙に色とりどりの水性ペンで飛行機やヤンバルクイナ、自分の似顔絵などを描いた後、スキャン。映像の中に自分の絵が現われると、驚いたり指さしたりしながら、楽しそうに眺めた。
3泊4日の家族旅行で初めて石垣を訪れ、帰りの便を待っていた竹田悠真君(4、東京都)はウルトラマンフーマを描き、「(画面中に出てきて)面白かった」と笑顔。石垣島で一番楽しかったことを尋ねると「海で遊んだこと」と話した。
同イベントは航空に対する理解と関心を高めてもらう「空の旬間」期間(20日から30日まで)に合わせ、23、28、29日の土日祝日に開催予定。
石垣空港にキッズスペースに関する要望が寄せられており、搭乗前などの時間を利用した試みとして行われ、今後は施設やサービスの改善に生かされる。