9月28日に茨城県で開幕する第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体2019」(主催・公益財団法人日本体育協会など)に出場する県代表八重山郡選手と八重山郡体育協会(長浜信夫会長)の関係者らが24日、石垣市役所に中山義隆市長を訪れ、出場報告をした。同協会によると、郡在住者の軟式野球出場は初。八重山高校3年の下地駿麻選手は100㍍で県高校記録10秒49を超えられるかに期待がかかっている。
報告では軟式野球成年男子に出場する加藤豪一(たけひと)投手(32)と山城海投手(27)、100㍍走と400㍍リレーに出場する下地選手、県代表本部役員の柿本恵子副会長が大会への抱負を語った。
加藤投手は「八重山、県、九州地区代表として戦う。周りの人や家族への感謝の気も持ち、茨城で暴れてくる。3年前の岩手国体では1勝もできなかった。企業チームばかりだが、今年は絶対に1勝する」、山城投手は「県代表の前に八重山代表。ベスト4を狙う」と強調。
100㍍10秒60という八重山郡記録保持者の下地選手は「100㍍ではインターハイでのリベンジという意味で頑張る。リレーでは沖縄選手団に貢献できるよう頑張る」と意気込んだ。
柿本副会長は「初出場の軟式野球、下地君の新記録を土産に、胸を張って帰ってきたい。八重山の皆さん、応援よろしくお願いします」と話した。
中山市長は「それぞれのベストのパフォーマンスで良い成績を。大会を楽しみ、自己新記録、優勝を目指し頑張って」と期待した。
郡外在住の八重山出身者としてはソフトテニス一般女子で早稲田大学1年の高嶺彩羽さん、軟式野球で石野颯人外野手も出場する。
ソフトテニスは29日から、軟式野球と陸上競技は10月4日から競技が開始される。
第74回国民体育大会いきいき茨城ゆめ国体2019県代表選手の出場選手は次の皆さん。
【郡内在住者】
[陸上]成年少年男子A100M、4×100MR▽下地駿麻(八重山高校3年)10月4日~@笠松運動公園陸上競技場 [軟式野球]成年男子(投手)▽山城海(山城畜産)、加藤豪一(さくら鍼灸接骨院)10月4日~@水戸市、笠間市、日立市、高萩市
【郡外在住八重山出身者】
[ソフトテニス]一般女子▽高嶺彩羽(早稲田大学1年)9月29日~@磯原地区公園テニスコート
[軟式野球]成年男子(外野手)▽石野颯人(㈱福まる農場)10月4日~
@水戸市、笠間市、日立市、高萩市