今期限りで政界を引退する意向を示している照屋寛徳衆院議員(74)=沖縄2区、社民=は25日午前、那覇市内で報道陣の取材に応じ、後継候補の選定は順調に進んでいると強調し「近いうちに報告する」と述べた。
北中城村の新垣邦男村長(63)を擁立する動きについて、同氏への出馬打診は「(自身の)後援会の役員会が全会一致で決めた」と強調した。照屋議員の息子の照屋大河県議(社民・社台・結)に後継を託すことについて「全くない。世襲をしないのは、親子の固い約束だ」と述べ、明確に否定した。
照屋氏は後継指名について「自分勝手に決められない」と述べ、今後、選挙区内の支部役員会や県連、社民全国連合(本部)で議論が進むと説明。「党則上は、全国連合が決める」と述べ、判断に従う考えを示した。
元県議の仲村未央氏を推す意見についても「決めるのは私ではない」と述べるにとどめ、明言を避けた。次期衆院選については「(東京)五輪の後だと思う」と述べた。